2025年03月06日
100年前の棒っきれブランク竿
フライロッドです。
カーボンでもなくバンブーでもありません。
コレ…棒っきれ。
いやいや…バンブーよりも前はこんなブランク材だったんですね。
材はグリーンハートです。
お年は100歳。
いや…それ以上…
貴重なやつですがあちこちボロクソになってたので救済しました。
こういう竿はレストアがいいのかと…
自重で竿先が垂れるのんびりアクションもシャッキっとさせたいし、ガイド数もわずかに増やしたい。
今回は勉強も兼ねて…
レストアではなく、リメイク。
古き良き感は残しつつ…
難しいですね。
HOLBROW & Co
大昔のロンドンで作られた竿です。
このメーカーはクリケットの道具やら毛針やら竿やら作ってたようですが詳しくはよーわかりません(笑)
素性はよろし。
あれこれ真鍮パーツを下ろして丁寧に磨いて…ブランクのくたびれたラックニスも剥がして…
とにかく時間かかります。
で…ようやく完了。

グリップのコルクだけはそのままです。
とても貴重な柾目コルクですから。

フェルールはスパイク付きスパイラル・ロック・ファスト・フェルール。
スパイク部分が錆酷くて…きちっと磨きまして。

フェルールのメス側でカタコト音も…
接着剤が痩せて異音が出てるのかと思ってましたが…クラックが入ってましたのでロウ付けで補修したらしっかりしました。付属してたキャップもボコボコでしたがペーパーかけてウッドWaxで綺麗に。

この年代のヨーロッパの竿のスネークガイドはよく見かけるスネークとは違いまして…ひねりが逆なのです。
錆がひどくてもともとのオリジナルは使えんのであれこれ探して調達しました。ひとつだけどうしてもみつからんサイズは真鍮線を捻って自作デス。
ストリッパーはメノウ。
フライフィッシングが上手な知人から頂戴しました。もともとのオリジナルも瀬戸ものリングの入った年代ものでしたがせっかく頂戴したのでやっぱメノウリングを載せます。

第二ストリッパーは自作デス。
真鍮フレーム真鍮リング製。
あれこれ探すの容易じゃないので…
ないものは作る(笑)
まあまあ…なんとかなりました。

トップガイドは磨いたら綺麗になったのでオリジナル。

エンドのゴムラバーはカチコチになってブランドネームも一部欠けてましたので文字を直して軽く吹きつけで色も修正。

スレッドもやり直し。
フェルールとトップガイドはオリジナルがカパーワイヤーでしたのでコレはオリジナルを守ってカパーワイヤーで。
ガイドのスレッドは黒いスレッドでしたがセージで巻きなおし。
今回はウレタンなどを使わず、コーティングは人工漆で。
100歳の竿がなんとか使えるようになりました。
ツーことで完成、一応。
HOLBROW & Co
グリーンハート13フィート
ダブルハンドフライロッド
Remake by minetsuyo rod design works

試し振りでは25から30gのヘッドでいい感じに仕上がりました。
棒っきれのくせに(笑)なかなかやるではないか。スローアクションでトルクもあって…今時のカッチっとした竿より面白いかもデス。
レストアやリメイクはあれこれ勉強になりますね…
あとは…裸で持ち歩ったり保管もあるので…竿袋だね。
カーボンでもなくバンブーでもありません。
コレ…棒っきれ。
いやいや…バンブーよりも前はこんなブランク材だったんですね。
材はグリーンハートです。
お年は100歳。
いや…それ以上…
貴重なやつですがあちこちボロクソになってたので救済しました。
こういう竿はレストアがいいのかと…
自重で竿先が垂れるのんびりアクションもシャッキっとさせたいし、ガイド数もわずかに増やしたい。
今回は勉強も兼ねて…
レストアではなく、リメイク。
古き良き感は残しつつ…
難しいですね。
HOLBROW & Co
大昔のロンドンで作られた竿です。
このメーカーはクリケットの道具やら毛針やら竿やら作ってたようですが詳しくはよーわかりません(笑)
素性はよろし。
あれこれ真鍮パーツを下ろして丁寧に磨いて…ブランクのくたびれたラックニスも剥がして…
とにかく時間かかります。
で…ようやく完了。

グリップのコルクだけはそのままです。
とても貴重な柾目コルクですから。

フェルールはスパイク付きスパイラル・ロック・ファスト・フェルール。
スパイク部分が錆酷くて…きちっと磨きまして。

フェルールのメス側でカタコト音も…
接着剤が痩せて異音が出てるのかと思ってましたが…クラックが入ってましたのでロウ付けで補修したらしっかりしました。付属してたキャップもボコボコでしたがペーパーかけてウッドWaxで綺麗に。

この年代のヨーロッパの竿のスネークガイドはよく見かけるスネークとは違いまして…ひねりが逆なのです。
錆がひどくてもともとのオリジナルは使えんのであれこれ探して調達しました。ひとつだけどうしてもみつからんサイズは真鍮線を捻って自作デス。

ストリッパーはメノウ。
フライフィッシングが上手な知人から頂戴しました。もともとのオリジナルも瀬戸ものリングの入った年代ものでしたがせっかく頂戴したのでやっぱメノウリングを載せます。

第二ストリッパーは自作デス。
真鍮フレーム真鍮リング製。
あれこれ探すの容易じゃないので…
ないものは作る(笑)
まあまあ…なんとかなりました。

トップガイドは磨いたら綺麗になったのでオリジナル。

エンドのゴムラバーはカチコチになってブランドネームも一部欠けてましたので文字を直して軽く吹きつけで色も修正。

スレッドもやり直し。
フェルールとトップガイドはオリジナルがカパーワイヤーでしたのでコレはオリジナルを守ってカパーワイヤーで。
ガイドのスレッドは黒いスレッドでしたがセージで巻きなおし。
今回はウレタンなどを使わず、コーティングは人工漆で。
100歳の竿がなんとか使えるようになりました。
ツーことで完成、一応。
HOLBROW & Co
グリーンハート13フィート
ダブルハンドフライロッド
Remake by minetsuyo rod design works

試し振りでは25から30gのヘッドでいい感じに仕上がりました。
棒っきれのくせに(笑)なかなかやるではないか。スローアクションでトルクもあって…今時のカッチっとした竿より面白いかもデス。
レストアやリメイクはあれこれ勉強になりますね…
あとは…裸で持ち歩ったり保管もあるので…竿袋だね。